The British School in Tokyo 様は学芸会や劇などの特別授業で使用する、幼児・初等教育科用の講堂を有しています。配信環境の整備に取り組まれており、オーエスでは配信に適した音響や照明、バトン等の舞台設備を導入しました。
キモチをカタチに
キモチ|お客様のご要望
- 劇の発表用に照明や音響が揃った環境を作りたい。
- 授業参観に参加できなかった保護者にも、自宅や出先で子供の活躍が見られるように配信設備を整えたい。
- 素人でも扱えるような簡単な操作システムにして欲しい。
カタチ|オーエスのお手伝い
- 照明機材を選定(シーンに合わせた多彩な演出ができる多色カラー、スポットライト、地明かりなど)。
- 天井に照明を設置するためにバトンを導入。
- バトンの導入、天井高・天井内部の広さを考慮して選定。
- マイクとスピーカーを導入。
- 幼児、児童の身長に合わせたマイク設置位置の調整。
- 演者を自動追尾するカメラを導入。
照明とバトン
劇の発表、ミーティング、クラブ活動に使われる講堂の舞台設備(照明、配信用音響、カメラ)を導入しました。
照明設備は「バトン」と呼ばれる、照明器具や懸垂幕などを吊り下げる棒状のものに吊るされています。そのため本格的な舞台と同様に、天井から舞台や演者を照らすことができます。
バトンに吊るした天井照明のほか、スポットライトも設置、照明一式を導入しました。
バトンを使うことで、舞台のような照明環境を実現
照明卓の様子
照明設備は細かな調整をすることもできます。例えば全体のON・OFFだけでなく、舞台上手・中央・下手に分けた明るさの調整ができます。さらに物理的なカラーフィルターを使うことなく、色の変更もできます。
全ての調整は照明卓のフェーダーから行えるため直感的な設定が可能です。設定内容はメモリーに保存できるため、リハーサルで照明を設定・保存しておけば、本番ではスイッチを押すだけで簡単に照明を操作することができます。
マイク・カメラ
劇の発表は保護者が子供の成長を見る場としても使われています。しかし予定が合わず、授業参観に参加できない保護者もいることが課題でした。The British School in Tokyo 様ではより多くの保護者が子供の成長を見ることができるように、発表を配信できる環境を求めていらっしゃいました。
そこでオーエスでは、舞台の天井にマイクを、観客側の天井にはカメラを設置しました。指向性の強いタイプのマイクを選ぶことで演者のセリフを拾いやすくしています。設置位置も児童の身長に合わせ、天井から少し降ろしています。
指向性マイク
カメラは舞台全体が見える観客側の天井に設置しました。自動で演者の動きを追尾できる機能があるので運用も簡単です。
全ての機器選定は、先生が操作することを念頭に行いました。照明や音響、カメラ操作に求める機能を細かくヒアリングし、映像音響のプロでない方でも操作できる環境を実現しました。