大型クレーンを使った搬入から解体撤去まで|高層階におけるスクリーン入れ替え事例

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エレベーターや階段で搬入出来ない大型電動スクリーン

会議室のシステムリニューアルに伴い、経年劣化した240インチの大型電動スクリーン2台を入れ替えることになりました。

設置場所がビルの9階であったため、梱包状態で長さ約7mに及ぶ製品は、エレベーターや階段を使用した通常のルートでは搬入が不可能でした。
この困難な課題に対し、大型クレーンを手配し、建物の窓から直接製品を引き込むというダイナミックかつ精密な搬入作戦を実施しました。

「エレベーターに入らない」と諦めがちな超長尺の大型スクリーン。長年スクリーンを製造し、様々な現場に設置してきたオーエスの経験と技術力で、困難な搬入も可能とした納入事例をご紹介いたします。

キモチ|お客様のご要望

経年劣化でカールしたスクリーンを入れ替え、美しい映像環境を取り戻したい
施設の稼働当初から長年使用されてきた240インチの大型電動スクリーンに、経年変化によりスクリーンの両端が丸まってしまう「カール」現象が発生していました。会議室全体のシステムリニューアルを機に、見栄えや映像の視認性を改善するため、新しいスクリーンへの交換をご希望されていました。
高層階の会議室へ、長さ約7mの巨大な製品をどうやって運び込むか
新築時とは異なり、今回は稼働中の既存ビルへの搬入となります。更新する240インチスクリーンは、梱包状態で長さが約7mにも及びます。対して、建物の搬入用エレベーターや階段での運搬は物理的に不可能な状態でした。この超長尺製品を、地上約40mの9階会議室までいかにして安全かつ確実に届けるかが最大の課題でした。

カタチ|オーエスのお手伝い

実績と信頼のある大型電動スクリーンへのリプレイス
カールが発生した既存スクリーンに代わり、同じくオーエスの「電動大型スクリーン(上巻タイプ) EBシリーズ」の240インチサイズを新たにご提案しました。
今回のスクリーンは同じ機構を採用しているため、吊元のボルトピッチなどを変更することなく、簡単に付け替えが可能です。同じ位置に設置することで、プロジェクタ―はそのままご利用いただけます。
実績のある堅牢な昇降機構と平面性の高いスクリーン生地により、大空間の会議室に再びフラットで美しい大画面映像を実現しました。
大型クレーンを手配し、窓から直接搬入する特殊作業スキームの構築
屋内ルートでの搬入は不可能と判断し、建物の外からアプローチする搬入計画を立案しました。
事前の綿密な現場下見により、クレーン設置用の道路幅やそこに至るまでの進入ルート、そして取り込み口となる窓の計測や、開く向きなどを確認。最終的に65トンのラフタークレーンを手配し、地上から9階の窓へと製品を直接吊り上げる搬入作戦を実行しました。

事前の綿密な現場調査と、リニューアル前のスクリーン状況

システムリニューアルに先立ち、まずは現場の状況と搬入経路の確認を行いました。既存の240インチスクリーンは、長年の使用により生地の両端にカールが生じており、映像の視認性に影響を及ぼしている状態でした。
また、新規製品や施工用の足場を搬入するためのエレベーターの寸法、および階段の幅などを詳細に採寸した結果、梱包状態で長さ約7mに及ぶ製品を屋内ルートで運搬することは物理的に不可能であることが判明しました。

事前の現地調査でエレベーターのサイズを採寸している様子
事前の現地調査でエレベーターのサイズを採寸している様子
会議室の施工前の様子
会議室の施工前の様子

「運べない」を「運べる」に。オーエスの現場力と施工マネジメント

今回の事例における最大の見どころは、大型クレーンを用いた大掛かりな搬入プロセスにあります。

長さ約7m、重さ70kgを超える製品を既存ビルの高層階へ納入するというミッションに対し、オーエスの施工チームは事前の徹底した現場調査を行いました。
クレーンのアウトリガーを安全に張り出すための道路幅の確認、安定性と耐荷重を考慮した地面の確認をはじめ、高所への正確な吊り上げ軌道の計算を実施。さらに、限られた開口幅の窓ガラスを傷つけることなく通過させるための取り込み手順や、ロープによる介錯(かいしゃく)の仕方など、あらゆるリスクを想定した綿密な作業計画書を作成しました。

クレーンの仕様を検討
クレーンの仕様を元に吊り下げ軌道を綿密に検討
クレーンを配置しているところ
事前の調査に基づき正確な位置へクレーンを配置
スクリーンにスリングをかけている
安全を確保し長尺のスクリーンにスリングベルトを掛ける
スクリーンをクレーンで吊りあげているところ(下から)
地上から9階へ向けたダイナミックな吊り上げ作業
スクリーンをクレーンで吊りあげているところ(上から)
介錯(かいしゃく)ロープで制御しながら正確な軌道でアプローチ

施設の業務に配慮した施工と、既存品の解体撤去を含めたワンストップ対応

重要施設の日常業務に一切の支障をきたさないよう、事前の綿密なスケジュール調整のもと、大規模なクレーン作業を伴う機器の更新をスムーズに実施しました。
また、撤去した古いスクリーンもそのままの長さではエレベーターに乗せて搬出することができません。そのため、作業に必要な箇所へ適切に養生を施した上で、安全に配慮しながら室内でスクリーンを切断・解体し、エレベーターを使って搬出を行いました。
オーエスでは、単なるハードウェアの販売にとどまらず、こうした特殊な搬入計画の立案や、所轄警察署等への道路使用許可申請のサポート、高所での安全な施工、そして既存機器の廃材処理に至るまで、お客様の負担を最小限に抑え、課題をトータルで解決するワンストップソリューションをご提供しています。

スクリーンを窓から引き込んでいるところ
限られた開口幅の窓から慎重に室内へ製品を引き込む
建物の中を搬入しているところ
搬入経路を確保し、目的の会議室へと丁寧に運搬
既存スクリーンを解体
既存スクリーンを解体

システムリニューアルの要となる、240インチの美しい大画面が復活

発表や重要な会議が行われる部屋において、スクリーンの平面性はプレゼンテーションの質と説得力を大きく左右します。長年のご愛用により幕面の両端にカールが生じていたスクリーンを新品に更新したことで、映像の歪みが完全に解消されました。
今回納入したオーエスの電動大型スクリーンEBシリーズは、教育施設や企業の大ホールで数多く採用されている信頼のモデルです。その堅牢な造りと安定した昇降機構により、大空間に相応しい迫力ある美しい映像環境を提供し、同企業様における円滑なコミュニケーションを強力にサポートします。

完成した様子
完成した様子

主な納入システム

電動大型スクリーン
(上巻タイプ)
EB-240WN-WG201 (W:4,998mm / 240インチ 16:10)※特注サイズ 2台

納入機器リスト

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